花・実・紅葉が楽しめる代表的なシンボルツリー。株立ち樹形が美しく、紅葉も楽しめるので、洋風、和風、雑木の庭でも合う人気のヤマボウシの剪定、剪定時期、開花時期や実のなる時期、特徴、花言葉をまとめました。
ヤマボウシの特徴
ヤマボウシ | 落葉樹 |
科・属名 | ミズキ科・ミズキ属 |
別名 | 山法師・ヤマグワ |
花期 | 6~7月 |
花色 | 白、ピンク |
樹高 | 5~7m |
用途 | シンボルツリー |
ヤマボウシの剪定時期
ヤマボウシの剪定時期は、2~3月と9月~10月に適しています。自然に樹形が整うので、剪定は不要な枝の整理など最低限で十分です。
病虫害対策
5~10月に薬剤を散布して予防する。
【薬剤おすすめ】トレボン乳剤・スミチオン乳剤
ヤマボウシの剪定
剪定(2~3月)
○ 不要枝を整理する
枝が混みすぎて気になる場合は、絡み枝や立ち枝などの不要枝を切り除きます。樹勢が弱く、放っておいても自然にまとまるので、夏の剪定はしなくても特に問題はありません。
○ 枯れ枝を切る
枯れ枝はつけ根から切り落としましょう。
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剪定(10~11月)
○ 芯を止める
一般的な庭では高さ3~4m程度で主幹を切り取り、芯を止めます。太い枝の出ている上で切るようにします。芯を止めるのは、幹が太くなりすぎない若木のころに行います。
○ 徒長枝を切る
長く伸びた枝の先には花芽がつきにくいです。枝の分岐点で切りつめておきます。
○ 横に張り出した枝を切る
横に突きだした枝や上に向かって伸びる枝は枝の分岐点で切ります。剪定は上から切っていき、全体が円錐形になるように形を整えます。
○ 混み合うところは交互に切る
枝が混み合っている場所は、対生に伸びている枝を互い違いになるように意識して切ると、バランスがよくなります。
○ 不要枝を取り除く
ひこばえや絡み枝、立ち枝、枯れ枝などの不要枝を切り取ります。不要枝を切るときは、つけ根から切るようにします。
剪定のポイント✂
・実がなるヤマボウシは、実を収穫してから剪定を行いましょう。(花後すぐに剪定すると実が全然ならなくなるため)
・夏は不要枝やひこばえを切る程度でよい。
・小さい庭では高くなりすぎないように、主幹の芯を止める。
・成木になると枝先が垂れるので、枝を切りつめる。
※同じミズキ属のハナミズキや常緑ヤマボウシも同じ剪定でよい。
ヤマボウシの開花時期
ヤマボウシの開花時期は6~7月に開花します。ヤマボウシの花は葉に重なってつきます。紅葉するヤマボウシは近年人気の品種です。
花芽のつき方
今年伸びた短枝の先に花芽がつきます。長く伸びた徒長枝には花芽はつきません。
ヤマボウシの実のなる時期
ヤマボウシの実のなる時期は、9~10月頃に実らせます。色は赤やオレンジ色になり十分に熟してると食べることもできます。ヤマボウシの実はジャムや果実酒、ドライフルーツなどの楽しみ方ができるのもよいですね。
ヤマボウシの植えつけ、肥料
ヤマボウシの植えつけ・移植に適している時期は3月~4月と10~11月に適しています。日なた~半日蔭の水はけがよく適湿な場所に植えましょう。
肥料は、2~3月に寒肥として株まわりに堆肥や腐葉土をすきこみます。実を多くつけるには、カリ分が多い化成肥料や骨粉がおすすめです。
ヤマボウシの花言葉
ヤマボウシの花言葉には、「友情」が挙げられます。友人や親しい方に花として贈るのが一番素敵ですね。
ヤマボウシの剪定が大変に感じたら?
ヤマボウシの剪定が難しい、花が咲かないなどお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
ヤマボウシの剪定自体はあまり難しくありませんが、花が咲かない、などのお声はよく耳にします。
そうならないためにもお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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