光沢のある葉が特徴で、サザンカと似た花をつけます。園芸品種も数多くあり、赤、白、ピンクなど凛とした鮮やかな色の花を咲かせます。そんな人気のツバキ(椿)の剪定、剪定時期、開花時期、特徴や花言葉をまとめました。



ツバキの特徴

ツバキ常緑広葉樹
科・属名ツバキ科・ツバキ属
別名ヤマツバキ・ヤブツバキ
花期11~3月
花色赤、白、黄、ピンク
樹高1~5m
用途目隠し、鑑賞

ツバキの剪定時期

ツバキの剪定時期は、3~4月の花後に適しています。大きくなりすぎても、花後すぐなら強い切り戻しをしても問題ありません。

病虫害対策

4~9月に薬剤を散布して予防する。(ツバキには触れると皮膚炎を起こすチャドクガがつきやすい)

【薬剤おすすめ】トレボン乳剤・スミチオン乳剤

チャドクガ要注意

・チャドクガの発生時期

チャドクガの発生時期は、5月~11月です。チャドクガの幼虫は毒針毛と呼ばれる細かい毛でおおわれています。毛が皮膚につくだけで強いかゆみと皮膚炎を起こすので要注意しましょう。

葉っぱが食べられた形跡があればその周りは触らず、念のため殺虫剤をまいてしばらく放置しましょう。

・駆除、予防

駆除する場合はくれぐれも肌をださないように重ね着しましょう。

自分で駆除する場合には、チャドクガは市販の殺虫剤で駆除できるので殺虫剤をまいたあとには弱った幼虫が落ちるので、触れないようにご注意してください。

自分での駆除が難しいときは業者に相談、依頼しましょう。

ツバキの剪定

剪定(3~4月)

不要枝を切る

枝が混みすぎて気になる場合は、絡み枝や立ち枝、内向きなどの不要枝を切り除きます。

枯れ枝を切る

枯れ枝は樹木の栄養の妨げになるのでつけ根から切り落としましょう。

風通しをよくする

混み合ってる部分は枝をつけ根から間引いて、内側まで風や光が通るようにします。

強剪定は5~6年に1回程度

大きくなりすぎた木を小さくしたい場合は強剪定できますが、5~6年に1回程度にとどめます。枝を強く切るときも、必ず枝元の葉を1~2枚程度残します。



剪定のポイント✂

・剪定は花後すぐがベスト。

・混み合った枝を切って、樹冠内の風通しをよくしてやる。

・強剪定は5~6年に一度にとどめる。

※触れると皮膚炎を起こすチャドクガがつきやすい。葉を食べられた跡があれば注意。


ツバキの開花時期


ツバキの開花時期は11~3月に開花します。花は約5~7cmの5花弁で、半開したままで咲き、種類も豊富で本種を親にした品種は約1,000品種くらいあります。

花芽のつき方

7月頃、花後に伸びた新しい枝の先のほうにつきます。剪定により新梢を増やすと花数が多くなります。

ツバキの植えつけ、肥料

ツバキの植えつけ・移植に適している時期は3月~4月に適しています。日当たりと水はけが良い肥沃地に植えてあげましょう。

肥料は、12~2月に寒肥として有機質肥料を株元に与えると効果的です。

ツバキの花言葉

ツバキの花言葉は、色によって変わり、赤色だと「気取らない優美さ」、「控えめなすばらしさ」白色だと「申し分のない魅力」、「完全なる美しさ」ピンク色だと「控えめな愛」、「慎み深い」が挙げられます。



ツバキの剪定が大変に感じたら?

ツバキの剪定が難しい、花が咲かないなどお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。

ツバキの剪定自体はあまり難しくありませんが、花が咲かない、などのお声はよく耳にします。

そうならないためにもお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。

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