春の花、夏の緑、秋の紅葉、落葉後の枝ぶりと四季折々に楽しめる人気のドウダンツツジ。そんなドウダンツツジの剪定、剪定時期、開花時期、特徴や花言葉をまとめました。
ドウダンツツジの特徴
ドウダンツツジ | 落葉広葉樹 |
科・属名 | ツツジ科・ドウダンツツジ属 |
別名 | 満天星紅葉 |
花期 | 4月~5月 |
花色 | 白 |
樹高 | 1~3m |
用途 | 鑑賞 |
ドウダンツツジの剪定時期
ドウダンツツジの剪定時期は、花後すぐの5月中旬~6月と落葉期間の11~3月に剪定するのが最適です。放っておくと樹形が乱れやすいタイプなので、少なくとも冬の剪定は毎年行いましょう。
病虫害対策
ドウダンツツジは他の植木と比べて比較的、病虫害には強いですが、決して病虫害がつかないわけではありませんので、2月に石灰硫黄合剤10倍液を散布して消毒してあげましょう。
【おすすめ薬剤】石灰硫黄合剤、スミチオン乳剤
ドウダンツツジの剪定
夏剪定(5月中旬~6月)
○ 花後に不要枝を切る
剪定は花後なるべく早く行います。強く伸びた枝を、つけ根から切っておきます。つけ根から切ることで、樹幹の中まで光が入り、陰になった枝の葉つきが悪くなるのを防ぎます。
○ 刈り込む剪定をする
下図のように、丸く仕立てあげると綺麗に仕上がります。
6月頃に剪定したドウダンツツジ
冬剪定(11月~3月)
○ 不要枝を整理する
徒長枝、内向き枝、樹幹から飛び出した枝などをつけ根から切り取ります。枝が混み合った場所は間引きますが、細いほうの枝を残すようにすると、やわらかい樹形になります。(自然樹形の場合)
○ 太い枝から切る
細い枝を細かく切るよりも、太い枝から切っていくと作業が楽になります。全体の枝の流れを見ながら、太い枝を整理しましょう。
○ 切り口の目立つ枝を切る
刈り込みをした後に、太い枝の切り口が見えていると仕上がりが汚く見えます。切り口が目立たないように、つけ根から切っておきましょう。
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剪定のポイント✂
・夏の剪定は花後すぐに、不要枝を整理して花がらを刈り取る。
・自然樹形の場合は、細い枝を残すとやわらかく仕上がる。
・刈り込み剪定の形づけは落葉期に行う。
※放置していると樹形が暴れやすいので、できれば毎年冬に剪定を行う。
ドウダンツツジの開花時期
ドウダンツツジの開花時期は4~5月に開花します。長さ1cm弱の小花だが、枝に数多くたれ下がり、開花期には見応えがあります。分岐が多く、年数がたつにつれて四方に広がっていく傾向があります。
花芽のつき方
今年伸びた短枝の先端に花芽がつきます。7月~8月にできた花芽が、翌年に咲きます。
※ツツジと同じ ➡ツツジの記事はこちら
ドウダンツツジの植えつけ、肥料
ドウダンツツジの植えつけ・移植に適している時期は11月~3月の落葉期間に適しています。
肥料は12~2月に寒肥を5~6月に花後のお礼肥えを与えると効果的です。
ドウダンツツジの花言葉
ドウダンツツジの花言葉には「上品」、「節制」などが挙げられます。ドウダンツツジの花は鈴のような清楚で美しい咲き方をすることから上品という花言葉ができたとされています。
ドウダンツツジの剪定が大変に感じたら?
ドウダンツツジの剪定が難しい、花が咲かないなどお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
ドウダンツツジが大きくなりすぎている、小さくしたいがどこを切っていいか分からない、などのお声はよく耳にします。
そんなお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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