中国原産で、平安時代に渡来したといわれるつる性落葉樹、芯となる太いつるから夏に明るい色の花を咲かせます。そんなノウゼンカズラの剪定、剪定時期、開花時期、特徴や花言葉をまとめました。
ノウゼンカズラの特徴
ノウゼンカズラ | 常緑樹 |
科・属名 | ノウゼンカズラ科・ノウゼンカズラ属 |
花期 | 7月~8月 |
花色 | オレンジ、赤、ピンク |
樹高つるの長さ | 3~5m |
用途 | 鑑賞 |
ノウゼンカズラの剪定時期
ノウゼンカズラの剪定時期は、9月~10月中旬と落葉期間の2~3月頃に剪定するのが最適です。若い苗木のときは支柱かポールに固定させる。そのままぶらぶらさせておくと枯れてしまう恐れがあります。
病気・害虫対策
ノウゼンカズラには何もしなくても問題ありませんが、まれに夏の新芽にアブラムシがつくことがあります。
【おすすめ薬剤】ベニカXファインスプレー、ベニカXネクストスプレー
ノウゼンカズラの剪定
夏剪定(9月~10月中旬)
○ 枝を透かす
つぼみは新梢にできるので、どこで切っても大丈夫です。混み合っている枝や、絡み枝、樹幹から大きくはみ出している枝を切り、日当たり、風通しをよくしてあげましょう。
○ 花がらをつむ
終わった花がそのままになっていると、見た目が悪くなりますので、咲き終わったものは花がらをとっておきましょう。
枝を切りつめるときは葉っぱがついているすぐ上の部分で切ると、枝数が増えていきます。
冬剪定(2月~3月)
○ 前年の枝を切りつめる
葉が出る前に前の年に伸びた枝を強く切りつめます。切るときはつけ根に近い芽の上で切るようにします。切りすぎても新しいつるがどんどん伸びてすぐに、茂りますので切りすぎくらいがちょうどよいかもです。
○ 芽を増やすなら2~3芽を残して切る
新しい枝をたくさん出したいときは、つけ根から2~3芽を残して切るます。
○ 不要枝を切る
枯れ枝などの不要枝を切って、全体に栄養がいきわたるようにします。
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剪定のポイント✂
・夏剪定は混み合った枝を間引いて透かすように仕上げる。
・春剪定は思いきって切りつめるほうがバランスよく枝が伸びる。
・ひこばえが出てきたら、そのつど切る。
※つるを上や真横に伸ばすと花芽がつかないため、つるの先が垂れるように仕上げる。
ノウゼンカズラの開花時期
ノウゼンカズラの開花時期は7~8月に開花します。花はじょうご形で大きく綺麗な花を咲かせます。近年では赤色や黄色の花もつくられ、アメリカノウゼンカズラという、花が少し長い種類もあります。
花芽のつき方
今年伸びた枝の先端にできたつぼみが、その年に咲きます。
横や真上に伸びたつるにはつぼみがつかず、垂れている枝に花芽がつきます。
ノウゼンカズラの植えつけ、肥料
ノウゼンカズラの植えつけ・移植に適している時期は3月に適しています。日光不足だと花がつかないので、植える場所は考えて植えましょう。寒さを嫌うので、寒い時期に植えるのは避けたほうがよいです。
肥料は2月頃に寒肥を4~5月頃に緩効性肥料を与えると効果的です。
ノウゼンカズラの花言葉
ノウゼンカズラの花言葉には「名誉」、「名声」、「栄光」などが挙げられます。ノウゼンカズラは、花が一瞬で地に落ちてしまいことから、打ち首を連想させ縁起が悪いとされていますので、何も考えずにプレゼントするのには気をつけたほうがよいかもですね。
ノウゼンカズラの剪定が大変に感じたら?
ノウゼンカズラの剪定が難しい、花が咲かないなどお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
ノウゼンカズラが大きくなりすぎている、小さくしたいがどこを切っていいか分からない、などのお声はよく耳にします。
そんなお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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