近年では、品種も増え花色もカラフルになっており、和洋どちらのお庭にもおすすめの木蓮(モクレン)。そんな木蓮(モクレン)の剪定、剪定時期、開花時期、特徴や花言葉をまとめました。
木蓮(モクレン)の特徴
モクレン | 落葉樹 |
科・属名 | モクレン科・モクレン属 |
花期 | 3月~4月 |
花色 | 紅紫 |
樹高 | 3~5m |
用途 | 鑑賞、シンボルツリー |
木蓮(モクレン)の剪定時期
木蓮(モクレン)の剪定時期は、5月~6月と落葉期間の12月~2に剪定するのが最適です。木蓮の花芽は大きく上に向かってふくらんでいるので、花を楽しみたい剪定するときは花芽をできるだけ切らないように注意しましょう。
病気・害虫対策
木蓮(モクレン)はたまにうどんこ病・黒星病にかかることがあります。害虫もカミキリムシやアブラムシなど発生することがありますので、発見、発生次第、薬剤を散布して消毒してあげましょう。
【おすすめ薬剤】
うどんこ病➡ モレスタン水和剤、トリフミン水和剤
黒星病➡STサプロール乳剤、ダニコール1000
害虫➡ベニカXファインスプレー、スミチオン乳剤
木蓮(モクレン)の剪定
夏剪定(5月~6月)
○ 主幹を1~3本にしてひこばえを切る(株立ちの場合)
木蓮(モクレン)は株立ちでひこばえが出やすい樹木です。主幹は1~3本にしてひこばえは地際から切り取ります。
○ 不要枝を切りとる
真上に伸びる枝や、樹幹から飛び出した枝などの不要枝を切り、中まで光が入るようにします。シデコブシの場合は幹立ちで胴吹きしにくいので、徒長枝を切って樹形を保つようにします。
○ 長い枝を切り戻す
長い枝にはほとんど花芽がつかないので、枝元の5~6芽を残して切り戻し、短枝を出させます。
○ 大きくなりすぎたら切り戻す
大きくなりすぎた木は高さ2~3mほどの位置で主幹を切り取り、仕立てなおします。
○ 古い枝を切る
木をコンパクトに収めるためには、新しく出た枝と同じくらいの量の古い枝を切り、葉の数を制限します。切るときは枝のつけ根で切り取ります。
冬剪定(11月~2月)
○ 不要枝を切る
冬剪定は夏に剪定しなかった場合に行います。混み合った枝、枯れ枝などの不要枝を切って、花芽を残すように切ります。
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剪定のポイント✂
・長く伸びた枝には花芽がつかないので、短く切り戻す。
・株立ちの種類は主幹を1~3本残し、ひこばえやほかの幹は切る。
・大きくなりすぎた木は、高さ2~3mで高さを抑える。
※小さいお庭にはシモクレンやシデコブシなど小型の種類がおすすめです。
木蓮(モクレン)の開花時期
木蓮(モクレン)の開花時期は3~4月に開花します。花は葉と同時につき、長さ10cmの紅紫色で外側は濃く、内側は淡紫色になります。花弁はあまり開かないのが特徴的で綺麗な色の花を咲かせるので、大変人気な樹木です。
花芽のつき方
花後に伸びた短枝の先にできて、翌春咲きます。
長い枝には花芽ができません。
木蓮(モクレン)の植えつけ、肥料
木蓮(モクレン)の植えつけ・移植に適している時期は1月~3月に適しています。日当たりを好みますが、用土はやや湿り気がある肥沃地がよいです。
肥料は2月頃に寒肥を9月にはチッ素分のすくない肥料を与えると効果的です。
木蓮(モクレン)の花言葉
木蓮(モクレン)の花言葉には「自然な愛情」、「自然への愛」などが挙げられます。モクレンは空にむっかて花を咲かせることからこのような花言葉がつけられたとされています。
木蓮(モクレン)の剪定が大変に感じたら?
木蓮(モクレン)の剪定が難しい、花が咲かないなどお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
木蓮(モクレン)が大きくなりすぎている、小さくしたいがどこを切っていいか分からない、などのお声はよく耳にします。
そんなお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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