「植木屋さんや造園業者に庭木のお手入れをお願いしたいのですが、料金の相場が分からない。」というお客様は多いはずです。
そこで現役の植木屋が料金の相場、安くする方法を徹底解説します。
今の植木屋さんの料金体系は2パターン
今の植木屋での料金体系は主に2パターンあり、職人1人1日あたりに発生する日当制(時給制)か、庭木1本〇〇円と決まっている単価制の2パターンがあります。近年では、庭木1本〇〇円と決まっている単価制が主流にはなっていますので、ほとんどの植木屋さん、造園業者さんが単価制になっていると思われます。
日当制(時給制)の料金
職人1人1日あたりの料金は18,000円~20,000円が平均してほとんどだと思います。地域にもよりますが、もうちょっと高いところもあれば、低いところもあるのでだいたいの1人1日あたりの相場は20,000円前後だと思います。今では、時給制もあまり聞かないので、1日か半日での日当制がおもと思われます。
日当制(時給制)の注意事項
・日当制(時給制)での植木屋さんでは、1人あたりの金額がきまっているので、2人終われる現場を4人かけて4人分の金額を請求してくる業者さんも少なくはないですので、ご依頼する時にはくれぐれもご注意しましょう。
・逆に作業するのは1人だけなのに、1日で終われる現場を3日かけて3日分の金額を請求してくるところもあるので、ご依頼する場合はその人が信用できるかが重要となってきます。
単価制(木1本〇〇円)
近年の植木屋さんで主流になってきている料金体系の木1本〇〇円とうい単価制では、その業者さんによって結構変わってくるのでだいたいの平均の相場をまとめてみました。また単価制の場合は、作業内容によっても金額が変わり、剪定→強剪定→伐採→抜根の順番で料金が高くなってくのが一般的です。
剪定 | 木の高さ | 料金の相場 |
庭木の剪定 | 低木3m未満 | 2,000~5,000円 |
中木3m~5m未満 | 5,000~10,000円 | |
高木5m~7m未満 | 13,000~20,000円 | |
7m以上の大木 | 25,000~ |
単価制の注意事項
・単価制での植木屋さんでは、庭木の剪定のやりずらさ(剪定する場所が悪いまたは困難)や危険度(電線の近くまたは命に関わる)でも料金が大幅に変わってくる業者さんがほとんどだと思いますので、必ず相見積もりをとるようにしましょう。
日当制(時給制)と単価制どちらがおすすめ?
結論から言いますと、どちらがおすすめとかはなく状況によりけりだと思います。
例えば、すごい量の庭木の剪定の仕上がりは綺麗じゃなくてもいいから、早く終わらせてほしいという方には日当制の方がお得になることもあります。逆に庭木の量が多すぎて日当制だと6人分くらいかかる料金を単価制だともう少しお安くなることもあります。なのでご依頼する業者さんが信頼信用できるかどうかが一番重要にはなってきます。
剪定以外にかかる料金
剪定以外でかかる料金は、ゴミ処理代、諸経費、出張費、消費税のどれかが掛かってくる植木屋さんが大半だと思います。剪定料金とは別に上の全部の料金がかかってくる業者さんもなかにはいますので、しっかりと確認し注意しましょう。
ゴミ処理代
ゴミ処理代の相場 | 3,000~8,000円 |
なかには、ゴミ処理代がかからない業者さんは、剪定料金にゴミ処理代が含まれているので、「少しでも安くするためにゴミ処理代かからない業者さんにお願いしたが、結果的にもっと高くついてしまった」というケースは非常によくありますので、相見積もりをしっかりとって比較しましょう。
諸経費
諸経費の相場 | 作業料金の10% |
諸経費もピンキリにはなってくるのですが、平均の相場としては10%くらいになってきます。
出張費
出張費の相場 | 2,000~4,000円 |
出張費は基本、遠い作業地域にかかってきますので、出張費がかかるところはそれもふまえたうえでご依頼するかどうか判断しましょう。
少しでも料金を安くする方法
・相見積もりを3社以上とる。 ・自分で剪定をする。 |
相見積もりを3社以上とる。
わたしが一番おすすめする安くなる方法は、相見積もりをとることです。
植木屋さんは一件でも多く、現場をとりたいと思っています。業者さんの立場で一番困るのは相見積もりをとられることです。なぜなら相見積もりをされると自分の会社のいい値ではとれなくなり、安くせざるを得ないからです。
しかし、相見積もりをするうえで注意が必要なのが、結果的には安くなったが仕上がりに満足いかなかったとういケースがあることです。ですのでご依頼する業者さんがしっかり信用できるかどうか判断して頼みましょう。
自分で剪定をする。
正直、この方法はあまりおすすめしません。趣味やで自分で届く範囲を剪定する分にはよいのですが、高くなりすぎてしまったり、伸びすぎていると、危険が伴うため非常に危ないからです。実際に自分で剪定をしていて木から落ちて重症になったという話はすごく聞きます。そういうときはプロの業者さんにお願いするようにしましょう。