シンボルツリーとして人気のオリーブの剪定や剪定時期、開花時期、果実のなる時期やつけ方、授粉の仕方、特徴をまとめてみました。

オリーブの特徴
オリーブ | 常緑樹 |
科・属名 | モクセイ科・オリーブ属 |
花期 | 6~8月 |
花色 | 黄 |
樹高 | 7~15m |
用途 | シンボルツリー・果樹 |
実の楽しみ方 | オリーブオイルや塩漬け |
オリーブの剪定時期
オリーブの剪定時期は、3~4月。枝が横に広く出るので、剪定して枝を透かします。
病虫害対策
6~9月に数回薬剤を散布して予防します。
オリーブの剪定

○ 不要な枝を整理する
オリーブは細かい枝が出やすい樹木です。枝が交差するもの、樹形を乱す下がっている枝、枯れ枝、木の内側に伸びている枝は、切り落としましょう。風通しや日当たりをよくするために、出田を整理してすっきりさせる。
○ 樹幹(樹木の上部で葉が茂っている部分)を整える
大きさや全体の形を整えるために、はみ出した枝などを切る。節の上やつけ根で切るのが基本。
○ 縦長の楕円形を意識する
一般的にオリーブは全体のシルエットが縦長の楕円形になるようにまとめると美しいとされます。強めの剪定にも耐えられるので、刈り込みバサミを使っても樹木に与えるダメージは少ないです。太い枝を切り落とした場合は、切り口に癒合材を塗っておくと菌が入りにくくなるので安心です。
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剪定のポイント✂
・オリーブの木は強いので、大きく形を整えたい場合などには刈り込む剪定をしてもよい。(ただし実数が減る。)
・枝が密生するので、透かし剪定で内部に光や風が入るようにする。
・萌芽力が強く、太い枝を切っても新しい枝が出やすい。
※オリーブは根が浅く強風で倒れやすいので、なるべく高さを抑えるように仕立てる。
オリーブの開花時期

オリーブの花は6月~8月に咲きます。つぼみは新しい枝の成長とともに3月下旬~5月に葉の脇に作られ、その年の6月に扇状になって咲きます。
肥料、植えつけに適した時期
肥料は1~2月に寒肥、花後の6月と果実収穫後の11月に有機質肥料を追肥しましょう。
植えつけは3~4月。日当たり・水はけの良い場所に植えます。根が浅いので風の影響を受けにくい場所に植えるか、防風対策として支柱を立てるといいでしょう。オリーブは特に水をあげなくても育つ木です。
オリーブの育て方
乾燥には強いが過湿に弱く、根に障害を受けるので、植え穴に腐葉土をすき込んだらやや高めに植えつける。結実を安定させるためには混植が必要。
オリーブの収穫時期、実のつけ方

オリーブの果実は10月~12月になるのでその時期に収穫しましょう。
オリーブの実のつけ方
・異なる品種を2本以上植える
オリーブは1本でも実がつく品種はありますが、実を楽しみたい方は異なる品種のオリーブを2本以上隣接して植えるようにしましょう。
・人工授粉
1.花粉を集める
筆ペンと紙コップを用意し、筆で花をなでるように紙コップに花粉をいれる。
2.集めた花粉を別の花につける
紙コップに集めた花粉を筆を使って別の株の花につける。人工授粉は風が強くない日に行いましょう。
オリーブの剪定が大変に感じたら?
オリーブの剪定が難しい、花が咲かない、実がならない、などお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
オリーブの木が大きくなりすぎている、小さくしたいがどこを切っていいか分からない、などのお声はよく耳にします。
そんなお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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