シンボルツリーとして近年人気のジューンベリー。花、果実、紅葉と四季折々楽しめる庭木です。
今回はジューンベリーの剪定、剪定時期、開花時期、果実のなる時期、特徴をまとめました。

ジューンベリー 特徴
ジューンベリー | 落葉樹 |
科・属名 | バラ科・ザイフリボク属 |
別名 | アメリカザイフリボク |
花期 | 4~5月 |
花色 | 白 |
果実時期 | 6月 |
樹高 | 6~10m |
用途 | シンボルツリー・果樹 |
ジューンベリーの剪定時期
ジューンベリーの剪定時期は、12~2月と6~7月。剪定は落葉期、もしくは実の観賞・収穫時期の直後に行う。
病虫害対策
2月に石灰硫黄合剤10倍液を散布して消毒。
ジューンベリーの剪定

夏剪定✂
○ 徒長枝を切る
木が若いうちは徒長枝がでやすくなります。徒長枝は切って、樹形を整えます。
○ 樹形を整える
新しく伸びた枝を切って、樹形を整えます。内側にある絡み枝や混み合う枝も切っておきましょう。
○ 枝は芽の上で切る
枝を切るときは外芽を選んで、芽の上で真横か斜めに切ります。切り口が芽の高さより下にならないようにしましょう。
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冬剪定✂
○ 徒長枝を切る
若木のあいだは徒長枝が出やすいので、徒長枝は切り取ります。
○ 若い枝に切り替える
2~3年実をつけた枝は新しい枝に更新します。若い枝との分かれ目で切りましょう。
○ 若い木は新梢の枝先を切る
若い木は枝葉を増やすために、新しく伸びた枝を枝先の3分の1くらいの外芽の上で切ります。枝先を切ると翌年の花がつかなくなりますので、全部の枝先を切らずに、伸ばしたいと思う枝だけを切るようにしましょう。
○ 不要枝を間引く
枝が混み合わないように、樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)内の細い枝や内向きの枝などの不要枝を切り取って間引きます。
○ ひこばえを取り除く
株立ちの枝数を3~4本程度にするため、ひこばえは地際で切って取り除いておきます。
剪定のポイント✂
・風通しや日当たりをよくするため、ふところは整理する
・枝先に花芽がつくので、できるだけ枝先は切らないようにする
・基本は枝が混み合わないように不要枝を剪定する程度でよい。
※6月中は強剪定も可能。大きくなりすぎたものを小さくしたいときはこの時期に。
ジューンベリー 開花時期

ジューンベリーの開花時期は、4月~5月に開花します。
花芽のつき方
ひとつの芽から花や葉が出る混合花芽で、今年伸びた枝の頂部につくられます。翌春、混合花芽から新しい枝が伸びて、花が咲いたあと実になります。
ジューンベリーの植えつけ、肥料
植えつけ・移植は12~3月。日当たり・水はけが良い場所に植えつけましょう。
肥料は1~4月。緩効性の化成肥料を与えます。
ジューンベリーの育て方
ジューンベリーは、丈夫で育てやすい樹で欧米では最適の庭木とされている。植え穴に腐葉土を多めに入れて土づくりをしておく。落葉期に不要枝を整理し、古枝は若い枝に更新してやると、花付きがよくなる。
ジューンベリーの果実時期

果実時期は6月に実がなります。果実は生で食べられますが少し甘ずっぱいです。実の活用方法としてはジャムに使われることが多いですので、おすすめです。
ジューンベリーの剪定が大変に感じたら?
ジューンベリーの剪定が難しい、花が咲かない、実がならない、などお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
ジューンベリーの木が大きくなりすぎている、小さくしたいがどこを切っていいか分からない、などのお声はよく耳にします。
そんなお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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