日本のイブキの園芸品種で、和洋を問わずさまざまな庭で使われるカイヅカイブキ。どこのお庭にも合い人気の品種です。そんなカイヅカイブキの剪定、剪定時期、開花時期、特徴や育て方などカイヅカイブキに関することをまとめました。

カイヅカイブキ 特徴
カイヅカイブキ | 常緑針葉樹 |
科・属名 | ヒノキ科・ビャクシン属 |
別名 | カイヅカ |
花期 | 4月 |
花色 | 白 |
樹高 | 5~10m |
カイヅカイブキ 剪定時期
カイヅカイブキの剪定時期は、花が咲く4月以外ならいつ剪定しても特に問題はありません。(刈り込みすぎ、切りすぎには枯れる恐れがあるので注意。)ただ、おすすめは新しい芽が出始める春頃の5~6月に剪定するのがおすすめです。
病虫害対策
カイヅカイブキは病虫害には強く、放っておいても問題はありませんが、より丈夫な木にするためには消毒は欠かせません。5~9月に薬剤を散布して予防するのがおすすめです。
カイヅカイブキの剪定

○ 樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)からはみ出す枝を切る
全体の形をよく見て樹形を乱す伸びた枝を見極め、枝ごとに剪定バサミで切っていきます。
○ 針葉を摘み取る
カイヅカイブキの葉は細長く先端は丸みがあり触っても痛くはありませんが、強く剪定しすぎると先端が尖った針葉を出すことがあります。針葉は見つけしだい枝ごとつけ根で切り取ります。
○ 枯れ枝や下がり枝を切る
枝が混んでくると樹冠内部の葉が枯れてきます。枯れ枝や下がり枝はつけ根から切り取ります。
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剪定のポイント✂
・葉のないところから新しい枝は出ないので、きょくりょく葉を残して切る。
・下向きに伸びる下がり枝はつけ根から切り取る。
※大きくなりすぎたものは、一気にに切りつめず年々小さくしていく。
剪定方法
カイヅカイブキの剪定方法としては、刈り込み剪定、透かし剪定、玉散らし剪定があります。
刈り込み剪定
カイヅカイブキの剪定では、刈り込み剪定が一番多いと思われます。

透かし剪定
カイヅカイブキの葉っぱは、細かいので透かし剪定はすごく手間がかかりやる方は少ないですが、私は一番カイヅカイブキは透かし剪定が好きです。

玉散らし剪定
玉散らし剪定は、刈り込み剪定や透かし剪定でしても綺麗にならなそうなときにおすすめです。ただし、一度してしまうと今後も玉散らし剪定しかできなくなり、元の樹形に戻すのはすごく年月がかかります。

カイヅカイブキの開花時期
カイヅカイブキの開花時期は、4月に開花します。

カイヅカイブキの植えつけ、肥料
植えつけに適した時期は、3~4月と11月上旬~12月です。地植えの場合は、水やりも特に不要です。
肥料は冬には寒肥、春と秋に緩効性肥料をすると効果的です。
育て方
寒さには強いが、強い風に当たると葉を傷めることになるので、場所を選ぶ。日当たりと水はけがよい肥沃地がおすすめ。植え穴は大きめに堀り、腐葉土を入れてやや高めに植えつけたら、支柱を立てる。好みの樹形に仕立てることができるが、枝を伸ばしてから刈ると、枝枯れする。摘み取りは指先で行うと、葉を傷めない。
カイヅカイブキの剪定が大変に感じたら?
カイヅカイブキの剪定が難しい、小さくしたいがどこを切っていいか分からない、などお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
カイヅカイブキは放っておくとどんどん高くなり、葉っぱも細くこまかいので、枯葉も大量に落ちてお隣さんにカイヅカイブキのゴミがよく飛んでいったり、などのお声はよく耳にします。
そんなお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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