桜の後に咲き誇るハナミズキ。春と秋に楽しめる和風、洋風どちらにもあうシンボルツリーとしても人気のハナミズキの剪定、剪定時期、開花時期や特徴をまとめました。

ハナミズキの特徴
ハナミズキ | 落葉樹 |
科・属名 | ミズキ科・ミズキ属 |
別名 | アメリカヤマボウシ・花水木 |
花期 | 4~5月 |
花色 | 白、ピンク、赤 |
樹高 | 5~10m |
用途 | シンボルツリー |
ハナミズキの剪定時期
ハナミズキの剪定時期は、12~2月と5月~7月に適しています。自然に樹形が整うので、混み合いすぎている枝や不要枝を切るくらいでも十分きれいになる(切りすぎは花が咲かなくなる場合がありますので注意)。
病虫害対策
5~8月に薬剤散布で害虫予防。
ハナミズキの剪定

夏剪定(5~7月)
○ 不要枝を整理する
枝が混みすぎて気になる場合は、絡み枝や立ち枝などの不要枝を切り除きます。樹勢が弱く、放っておいても自然にまとまるので、夏の剪定はしなくても特に問題はありません。
○ 枯れ枝を切る
枯れ枝はつけ根から切り落としましょう。
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冬剪定(12~2月)
○ 芯を止める
一般的な庭では高さ3m程度で主幹を切り取り、芯を止めます。太い枝の出ている上で切るようにします。芯を止めるのは、幹が太くなりすぎない若木のころに行います。
○ 徒長枝を切る
長く伸びた枝の先には花芽がつきません。枝の分岐点で切りつめておきます。
○ 横に張り出した枝を切る
横に突きだした枝や上に向かって伸びる枝は枝の分岐点で切ります。剪定は上から切っていき、全体が円錐形になるように形を整えます。
○ 混み合うところは交互に切る
枝が混み合っている場所は、対生に伸びている枝を互い違いになるように意識して切ると、バランスがよくなります。
○ 不要枝を取り除く
ひこばえや絡み枝、立ち枝、枯れ枝などの不要枝を切り取ります。不要枝を切るときは、つけ根から切るようにします。
剪定のポイント✂
・夏は不要枝やひこばえを切る程度でよい。
・小さい庭では高くなりすぎないように、主幹の芯を止める。
・成木になると枝先が垂れるので、枝を切りつめる。
※同じミズキ属のヤマボウシも同じ剪定でよい。
ハナミズキの開花時期

ハナミズキの開花時期は4~5月に開花します。基本は白花だが淡紅色のベニバナハナミズキが個人的にはすごく綺麗です。
花芽のつき方
今年伸びた短枝の先に花芽がつきます。長く伸びた徒長枝には花芽はつきません。
ハナミズキの植えつけ、肥料、育て方
植え付け、移植
植え付け・移植は3~4月と10~11月に適しています。日当たり、水はけの良い肥沃な場所に植えつけます。
肥料
12~1月に寒肥として株のまわりに穴を掘り、堆肥や腐葉土をすきこみます。花後の6月に化成肥料を与えます。
育て方
やや湿り気がある肥沃地を好み、乾燥を嫌う。植え穴に腐葉土を入れて土づくりをしておく。夏は根元に敷ワラをして保護してあげる。放置すると高くなり、花が見にくくなるので、庭に合わせて見やすい位置で幹の芯を止める。
ハナミズキの剪定が大変に感じたら?
ハナミズキの剪定が難しい、花が咲かないなどお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
ハナミズキの剪定自体はあまり難しくありませんが、花が咲かない、などのお声はよく耳にします。
そうならないためにもお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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