梅(ウメ)の剪定方法、剪定時期、開花時期や特徴、花言葉など梅(ウメ)に関することをまとめました。
梅(ウメ)の特徴
| 梅(ウメ) | 落葉広葉樹 |
| 科・属名 | バラ科・サクラ属 |
| 別名 | 木の花（このはな）、春告草（はるつげぐさ） |
| 花期 | 1月～3月 |
| 花色 | 白色、赤色、ピンク色 |
| 樹高 | 5～10m |
| 用途 | 目隠し、鑑賞、梅干し(食用) |
梅(ウメ)の剪定時期
梅(ウメ)の剪定時期は、実がなる梅(ウメ)の場合は、12～1月の冬、花ウメ(梅)の場合は、3～4月の花後と5～6月の夏前12～1月に剪定するのが最適です。梅(ウメ)には、おもに花を観賞する花ウメと、実を収穫する実ウメがあります。花ウメと実ウメでは剪定時期が少し異なってたりするので、そのウメにあった最適な剪定時期で剪定しましょう。
病虫害対策
梅(ウメ)にはさまざまな害虫がよりやすいので(特にアブラムシ)ホームセンターなどに売ってあるスミチオン乳剤という薬剤で殺虫消毒することをおすすめします。スミチオン乳剤は代表的な殺虫薬剤でプロの植木屋さんでもよく使われています。消毒時期は、虫が盛んになりだす春の暖かくなる3月後半～5月初めまでにすると効果的です。
梅(ウメ)の剪定
実ウメの場合：冬剪定12～1月
○ 横長な自然樹形を目指す
1～2年目の若いうちに主幹を切りつめて、下から枝を数本出させます。その枝(将来の主幹)を横に広げるように育てると、樹高が低めの開心自然樹形というものになります。
○ 不要な枝を切る
徒長枝や混み合った枝、下がっている枝(下り枝)、など日の光を妨げる不要な枝は切り取りましょう。
○ 長枝を残す
長枝には花芽があまりつきませんが、将来のために残し、先端だけ切り戻しします。こうすることで、花芽をつける短枝を増やします。
○ 数年に1度切り戻す
毎年剪定していても、徐々に花のつく場所が枝の上の方ばかりになるので、数年に一度低い位置で切り戻して、新しい枝を複数出させ、これを整理して仕立て直します。
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花ウメの場合
：冬剪定12～1月、春剪定3～4月
○ 不要枝を切る
冬は葉が落ちているので、枝の向きを確かめながら、下り枝、ふところ枝、交差した枝など樹形を乱す不要枝やひこばえ(幹の根元付近から生えている)、枯れ枝を切り除きます。
○ 短枝は切らない
短枝には花芽があることが多いので、切らないようにしましょう。
○ 花後の剪定
3月に花が終わったら、花がらのあるうちに長い枝を3～6芽残して切り取り、花をつける短枝を多く出させます。
○ 高くなりすぎたら強剪定
樹高が高くなりすぎたら、太い枝を間引く強剪定を行い、仕立て直します。太い枝を切るときは、途中の枝のつけ根か、幹とのつけ根で切ります。
○ 長い枝は外芽で切る
長い枝を切るときは、外に向いている芽の上(外芽)で切ります。
：夏剪定5～6月
○ 徒長枝を切りとる
夏、徒長枝がでてきたら根元から切り取ります。途中で切ると、切り口近くの芽からさらに徒長枝が出て樹形が乱れることになります。
○ 長枝は外芽の上で切る
長枝は外芽の上で切ります。芽のギリギリで切るのも枝を残しすぎてもよくありません。
○ バランスを考えて切る
樹形をふんわり丸くなるようにイメージして、飛び出している枝や、あきらか不格好になる枝は切りつめ、樹形のバランスを保つ。
剪定のポイント✂
・長枝は花芽を残して切る。花芽は短枝につくので短枝は切らない。
・実ウメは主幹が横に伸びる開心自然樹形を意識するとよい。
・花ウメは花後の3月に、各枝を3～6芽を残して切り取る。
※ウメの枝の先端は必ず葉芽になるので、先端を切り取ると短枝が増える。
梅(ウメ)の開花時期
梅(ウメ)の開花時期は、1～３月頃に開花します。ウメはサクラ属であるので、花が咲くと、桜同様に綺麗にあざやかな色をしているので、とても美しいです。
枝垂れ梅(しだれウメ)の開花時期
枝垂れ梅(しだれウメ)も同様、2月～3月に咲き誇ります。
梅(ウメ)の収穫時期
梅(ウメ)の収穫時期は、6～7月頃が一般的な収穫時期でしょう。梅の実は、梅干し、梅シロップ、梅味噌、梅サワー、梅酒など幅広い使い方があるのも魅力的ですよね。
梅(ウメ)の植えつけ、肥料
梅(ウメ)の植えつけ・移植に適している時期は落葉期の11～3月が適しています。芽がつきはじめたら、花後に植えつけましょう。
地植えの場合は、花が終わったあとの4月～5月、実の収穫が終わったあとの7月～8月にお礼肥(実の収穫が終わったあとに与える肥料のこと)12月～1月の寒肥を与えるとよりいい元気な梅(ウメ)に育ちます。
梅(ウメ)の花言葉
梅(ウメ)の花言葉は、「忍耐」、「高潔」、「上品」、「忠実」などがあります。一番寒い時期の1月～3月に花が咲き誇るので、そんな寒い時期にも耐え忍んで咲くという意味からも「忍耐」と言われています。
梅(ウメ)の剪定が大変に感じたら？
梅(ウメ)の剪定が難しい、花が咲かない、実がならない、などお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
梅(ウメ)の剪定をしていると花が咲かなくなった、などのお声はよく耳にします。
そうならないためにもお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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