シンボルツリーや生垣として取り入れられているサザンカ。ツバキとよく似ていますが、ツバキは花ごとポトリと落ち、サザンカは花びらが一枚一枚散っていくのが特徴的です。そんなサザンカの剪定、剪定時期、開花時期や特徴、サザンカに関することをまとめました。
サザンカの特徴
サザンカ | 常緑樹 |
科・属名 | ツバキ科・ツバキ属 |
別名 | 山茶花 |
花期 | 10月~12月 |
花色 | 白、ピンク、赤 |
樹高 | 5~10m |
用途 | シンボルツリー、生垣 |
サザンカの剪定時期
サザンカの剪定時期は、3~4月の花後と6~7月に適しています。冬の寒いときに剪定してしまうと寒さで、傷口が傷むので冬の剪定はできるだけ避けましょう。
チャドクガ要注意
・チャドクガの発生時期
チャドクガの発生時期は、5月~11月です。チャドクガの幼虫は毒針毛と呼ばれる細かい毛でおおわれています。毛が皮膚につくだけで強いかゆみと皮膚炎を起こすので要注意しましょう。
葉っぱが食べられた形跡があればその周りは触らず、念のため殺虫剤をまいてしばらく放置しましょう。
・駆除、予防
駆除する場合はくれぐれも肌をださないように重ね着しましょう。
自分で駆除する場合には、チャドクガは市販の殺虫剤で駆除できるので殺虫剤をまいたあとには弱った幼虫が落ちるので、触れないようにご注意してください。
自分での駆除が難しいときは業者に相談、依頼しましょう。
病虫害対策
4~9月に薬剤を散布して予防する。
【薬剤おすすめ】トレボン乳剤・スミチオン乳剤
サザンカの剪定
○ 花が咲いた枝は葉を残して切る
花後、なるべく早く剪定します。花が咲いた枝は、つけ根から3~5枚葉を残して切り取ります。これにより、春には残した葉の脇から2~3本の新梢が出て、花芽ができます。
○ 古くなった太い枝を切る
数年を経た太い枝には花芽はつかないので、太い枝や樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)から飛び出した枝は、樹冠の中の枝のつけ根の部分で切り取り、花芽をつける枝を増やします。
○ 不要枝を切り取る
徒長枝や混み合った枝、古い枝、内向きに伸びた枝や絡み枝のような不要枝を切り取り、樹冠の中の日当たりや風通しをよくします。
○ 刈り込み剪定もできる
サザンカは毎年強剪定してもよく芽吹くので生垣や透かし、刈り込むなどいろいろな形に仕立てることができます。
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剪定のポイント✂
・花後なるべく早い時期がよいが、寒さで傷口が傷むので春に行う。
・強剪定してもよく芽吹くので、刈り込みしてもよい。
・不要枝を切り取って、日当たりと風通しをよくする。
※カンツバキは冬に咲くので、花後ではなく寒さがゆるむ3月下旬に剪定する。
サザンカの開花時期
サザンカの開花時期は10月~翌2月頃に開花します。ただ、サザンカは園芸品種が多く違う時期に咲くものもあります。
花芽のつき方
・花後に伸びた枝の先のほうに7月ごろにできます。サザンカは花芽のできた年の秋~冬に咲きます。
サザンカの植えつけ、肥料
植えつけ・移植の時期は3~4月と9~10月に適しています。日なた~日陰で水はけが良く適湿で肥沃な場所に植えます。
肥料は1~2月に寒肥として有機質肥料を、8月に化成肥料を与えると効果的です。
サザンカの剪定が大変に感じたら?
サザンカの剪定が難しい、花が咲かないなどお困りな時はむりをせず、プロにご相談しましょう。
サザンカの木が大きくなりすぎている、小さくしたいがどこを切っていいか分からない、などのお声はよく耳にします。
そんなお困りなときは、プロにお願いしてみるのもいいでしょう。
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